なかなか知り得ない店舗の話 Part5
みなさま
本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。お店をやる事が決定し、オープンに向けて細々した準備に入ります。
前回のお話はこちらから
part1 part2 part3 part4
8月の施工開始に向けて内容・スケジュールを決めていくのにあたり コンセプトの1つにあるシカゴ本社、歴史観を感じれる造作を入れようという件について。 1924年創業の本社に倉庫があります。 その倉庫の雰囲気が良くて、しかも昔実際に使用していた「台車」や「椅子」や「ミシン」があったので是非日本に持ってきて倉庫風になる様に活用しようとなりました。
オープン時とその後にご来店頂いた皆さまはお気づきだったでしょうか? 実はオープン時には設置が間に合わなったのです...アメリカからの船便が1週間の遅れたのと、持ってくる備品を洗浄・加工しないといけなかったからです。 何せ50年前から100年前の物まであります。 耐久性は大丈夫か、船に乗っている際に破損は無いか、100年前のミシンは動くか。。 日本に入ってから作業工程に1週間費やしました。
今回のコンセプトにもバッチリ合っていて、しかも古臭くなく雰囲気に馴染んでいると思います。アメリカからとある千葉の海沿いの倉庫に入った際に、急遽東京から往復3時間以上かけて現場に行き調整・施工準備をしに行っていただいた業者様
あなた達も「男の中の男」です!
本当にありがとうございました!今も現役で問題なく使用してます!
??? 何か忘れてます…店舗って…外装・内装だけではないんです… 例えば、ハンガー
こちらも日本の職人さん達にお休み返上で作って頂きました。 特に木のハンガーは我々の洋服の展開サイズの合う大きさに調整。 色は歴史を感じる少し深みのある茶色にしてもらうように塗りを何度も調整。 ロゴの彫りは着色をした後に掘る事によってロゴが浮き上がる仕様にしてます。
そうなんです、ロゴの掘っているところは塗りが無いので柄のところと経年変化が 変わってくるのです。 柄の所は深みのある茶色になり、ロゴ部分は何も塗っていない為黒くなっていく想定ですので何年後になるか今から楽しみですがUNIVERSALOVERALLのロゴの完成になります。 ご協力いただいた業者様、本当に無理な要望を実現して頂きありがとうございました。
ショッパー(お買い上げ袋)といえば
シワが気になります? お買い上げいただいた方は既に触って頂いているので解るかなと思いますが このショッパーは時流のショッパーとは全く違う方向性で作ってます。 今のショッパーはどちらかというと「綺麗」「光沢」を推進してます。 UNIVERSALOVERALLのショッパーは真逆のコンセプトにしました。 シカゴで創業された約100年のワークブランドという点を全ての物事に一貫したいので どこか懐かしく、手に馴染み、繰り返し使用し未来につなげる事を実現できないかな~と。 出てきたキーワードはアメリカの「NewsPaper」でした。 今は新聞を読むカルチャーが少なくなってきていると思いますが、一昔前は英語が印刷された「英字新聞」にあこがれたものです。新聞という読み物だけでなく包装に使ったり実は丈夫で汎用性も高いんですよね。
NewsPaperの様にショッパーを遠慮なく日々使って頂きたい為、シワになっても不自然でなくかっこいい、ブランドカラーのオレンジをちゃんと実現できる、問題ない耐久性、凹凸感のある紙という難しい要望を全てクリアーするのは日本では1社のみでした。こちらも対応頂き本当にありがとうございました!是非繰り返し使っていただけたらと思います。
中サイズのショッパーを真ん中で折ってクラッチバッグの様に持つと凄くかわいいです!
時を戻して8月中旬。施工の最終段階、細かな備品も整い、商材も決まりましたので、オープンに向けてラストスパートです。
次は「なかなか知り得ない店舗の話」最終話になります。
つづく。
UNIVERSALOVERALL
ABE