このパンツと、あと3つ。
ーHERITAGE PANTSを“らしく”履く3つの選択肢
Universal Overallのヘリテージパンツを、どう穿くか。
それはスタイリングの話であると同時に、“自分らしさ”の話でもある。
ワークパンツの無骨さをどう料理し、どんなアイテムを添えるのか。
universaloverall staff のスタイルを通して、その答えを探してみた。
山井智弘:universaloverall SALES
PANTS: HT03 Volume
T-SHIRT — YSTRDY'S TMRRW
「今日はタックインです。でもまあ、これもその日の気分ですね。インすることもあれば、出すこともある。今日は、たまたま。」
何気なくパンツに収めたTシャツは、YSTRDY'S TMRRWの一枚。前面にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズの名盤『Blood Sugar Sex Magik』のジャケットがどんとプリントされている。
「サイズ感も生地感も好き。でもやっぱり、レッチリってところが大きいですね。背中のアスタリスクの位置、ちょっと下めなのもツボなんですよ。」
好きなバンドのTシャツを着て外に出る。それだけで、ちょっと気分がいい。
SHOES — tred air
足元にあるのは、火のパターンが印象的なレザーシューズ。
一見パンチが強いけれど、不思議と全体に馴染んでいる。
「ファイヤーパターンの革靴って、あんまり見ないでしょ?でもこの靴、形がきれいで、ワイドパンツと合わせてもヤボったくならないんですよ。」
10年以上前に古着屋で出会ったtred airの一足。UK製で、幅も広すぎず、足にすっと馴染む。
奇抜なようで、実は懐の深い。そんな足元。
HAT — pickles
帽子はpicklesのキャスケット。丸みのあるフォルムと色味が、スタイルのバランスを取ってくれている。
「ボリューム感も、色も形も全部ドンズバで好きなんです。最近は後ろ向きに被って、ベレーっぽく使うのが気分ですね。」
かぶり方ひとつで印象が変わる。そんな遊びがきくアイテム。
KEYCHAIN — chrome hearts
腰元には、chrome heartsのキーチェーンが光る。
目立つようで目立たない。でも確実に“締め”の役割を担っていた。
「これ、ずっとつけっぱなしなんです。特別な日だけってわけじゃない。古着ばっかのスタイルだけど、これがあると不思議とまとまるんですよね。」
見せびらかすでもなく、消すでもなく。生活の一部になった装飾品。
NECKLACE — 無名(18金)
首元で細く光るネックレスは、御徒町で見つけた無名の18金。
「ノーブランドだけど、ずっと探してたもの。細くて、Tシャツのヨレた首元からチラッと見えるのが好きで。今では24時間つけっぱなし。身体の一部みたいな存在です。」
高価であることでも、有名であることでもない。自分が好きかどうか、それだけでいい。
多い分にはいいじゃない。
ジュエリーに関してはおまけでしょ?
edit and photography by Hilomi