Projectionist Shirt.
「PROJECTIONIST」
訳すと映写技師。
こんばんは、皆さん映画はお好きでしょうか
全然詳しくないけど、僕は好きですよ。
家に居る時間が増えてからというものの、気になってたけどまだ観れていなかった作品を掘り返して観るという機会が増えた方は僕だけじゃないはず。
家で観るのは好きな時間に見れて楽だし勿論いいけど、ほんとは映画館で観るのがイイ、臨場感や空気感はあそこでしか味わえない。
新宿から中央線ですぐ、東中野駅前にあるポレポレ東中野という短館系作品の中でもドキュメンタリー作品や新人作家作品などを中心に上映している映画館がある。
そこで長年に渡り映写技師を務める、大橋祐介さんという方に少しスポットを当ててお話を。
ポレポレ東中野で長年映写技師として働く傍ら、2012年に始動した【ROTA】というブランドを展開するスケーターでもある。
ROTAは芸術家(R)、映写技師(O)、薬剤師(TA)の3名により発足し、2019年には東京・吉祥寺に旗艦店をOPENしたブランド。
その映写技師(O)こそ、この大橋さんというわけ。
是非、吉祥寺に行った際は世界観を感じに立ち寄って欲しい。
ワークウェアの代表的なアイテムといえば、OVERALL やCOVERALL、PAINTER PANTSなど種類は色々あるが、定義は一つ。
「その作業に適している服であること」
つまり、「いわゆる一般的に知名度があるワークアイテム」以外にも職業ごとに細かく作業着というものは存在する。
では、映写技師の方が作業しやすい仕様やアイテムというのはどんな物なのだろう。
普段入ることの出来ない映写室に特別にお招き頂き、実際の動きを見せてもらいつつ
「こんな仕様があれば作業しやすい」
という要望をもらいながら、一緒にProjectionist Shirt(映写技師のシャツ) を形にしていった。
映写室は精密機械が多く、室温を1年中20℃〜25℃に保たなければならない為、レーヨン素材の半袖ワークシャツをベースにセレクト。
フィルムを扱う際に指紋をつけないように軍手は必須アイテム
着脱しやすく、収納も考え後ろ見頃に軍手収納ポケット。
糸切りバサミ&ペンホルダー
上映中にフィルムの切り替え時期を見極める為、フィルムにセンサー代わりとして銀紙を貼り、その僅かな光でタイミングを見計らう。
その大事な作業に置いて糸切バサミやペンは必須アイテム。右利きの大橋さんは左ポケットに。
右ポケットにはもう一つの必須アイテムであるストップウォッチ専用の収納ポケット。
作業動作を想像するのと実際お話を聞くのとでは違い、とても繊細な作業が多く、勉強になることがたくさん。
今回を通して映写技師さんの仕事を知ることができた、と同時にフィルム映画をとても観たくなってしまった。
大橋さん、ポレポレ東中野さん、有難う御座いました。
UNIVERSAL OVERALL
YAMAI